お久しぶりです、サクだよ!
今更ですがアニメ・原作漫画そしてスピンオフの小説である「やがて君になる 佐伯沙弥香について」を読みました。
さらっと書きましたが結構な量だったと思います。
アニメから見始める
Youtubeをよく見ます。最強に尖ってる配信者 めぐみさんが大絶賛していたやがて君になるがプライムのdアニメストアに有ったので見ることしました。
やがて君になる ガチ百合による 考察 感想 レビュー https://t.co/i4G8zuFMJp @YouTubeさんから
— サク@はてなブログ (@saku13245) 2019年12月22日
正直何度も寝落ちしました。
理由は作品の内容がどうこうより作品全体が静かで登場人物が絞られていて僕の体に疲労が溜まっていたという理由です。
これは腰を据えてみるアニメだな…
電車やちょっとした時間で見るのが適しているアニメじゃないなと思った僕はお風呂に入っている時とか長めの空き時間を使ってコーヒーを飲みながら視聴。
小難しそうで分かりやすい
アニメを13話まで読み終わった感想としては沙弥香負け確かわいそすぎる伏線とかメタファー的な表現が分かりやすいなと思いました。
川で燈子先輩が先に向こう側に行っててその後にユウが歩みよるシーンとかね。燈子先輩とユウが思っている事とかこの作品での”特別”が何を指しているのかとかね。分かりやすい。
文学作品とかって難しくて何回も読んで解説・考察を知らないと凡人には理解できないことが多いと感じるけどこれはやはり原作が漫画で分かりやすく作ってるんだろうなって。当たり前だけど作者ってすごい。
原作コミック
正直に言います。
お金が無くてネカフェで読んでしまいました。本当は空いた平日の時間を使ってネカフェでワンコインて読んでやるグヘへ!みたいな感じでネカフェに行ったのですが原作コミックの出来が良すぎて普通に読み込んでしまって1000円程払いました。
まずびっくりしたのが絵が綺麗すぎるという点。
漫画って必ずしも絵って重要じゃないと思っているけど絵が綺麗ってだけで最高だよね。
百合作品
僕は百合作品に詳しくありません。
なんとなく桜trickは百合作品と言えてゆるゆりはどうなんだろ?という程度。
今回、やが君(やがて君になる)を読んで思ったんだけど百合作品ってどこか儚い雰囲気が漂ってるよね。そういうものなのだろうか?それとも僕が知っている作品がそうなだけなのか?
桜trickは廃校が決まっている学校に入学してくる主人公たちだし、これは先がないこと長くは続かない事の暗喩なのじゃないかなと考えてみたり。
消化不良だった沙弥香
作品全体でラブラブイチャイチャだったと思う2人の横にいた強そうな女、沙弥香。
栗色の編み込みのロングヘヤ
お嬢様中学校出身
頭が良い
声優がガチっぽい
こんなの絶対強い。
間違いなく燈子のこと大好きじゃん。とか思ってみてたんですが絶対負けヒロインだろうなって思うとちょっと切ない。
コミックスの表紙を見ると燈子先輩とユウばっかりいて僕は悲しくなりました。
てっきり”異能バトルは日常系のなかで”の鳩子(主人公を好いてる幼馴染ポジ)みたいにいつか感情を爆発させるのではないのかと思ってましたが実際は原作でもそういったシーンは無い。もちろん感情は動いていて告白もしますが、大人な対応が多い。
そういうキャラと言ってしまえばそれまでですが消化不良。ということでノベライズの”佐伯沙弥香について”を読みました。
佐伯沙弥香について1,2巻
まあ、これを読んだ人は分かってると思うけど最高!最高としかいうしかない。
ノベライズを担当された作家の入間人間さんという方は知らなかったのですがとても良かった。
もちろん原作あってのスピンオフなのにこんな感想は間違っているのかもしれませんがノベライズの方が自分は好きですね。
百合どうこうってか頭がさえる子供っぽくない小学生・中学生の沙弥香が恋に落ちていく様子が書かれてる。
沙弥香がコーヒーブラックな理由を考える
すみませんタイトルの内容に入るまでに1000文字以上書いてしまいました。
原作でもアニメでも僕の心に残っていたシーン。
アニメだと6話の燈子先輩を心配しながら校内の自販機コーナーで紙パックのジュースを飲んでいたユウに牽制をしたと見せかけての沙弥香の助言のシーン。
アニメだとカップ式の自販機でブラックコーヒーを飲んで1分もしないうちに飲み切って後を去る沙弥香。原作だと缶コーヒー、もちろんブラック。
他のシーンでも沙弥香はブラックコーヒーを飲んでますね。高校2年生でブラックコーヒーを飲む女子ってクソかっけえなと単純に思ったんですけどノベライズを読んで気が付いたことがありました。
佐伯沙弥香について2巻の”平行線”の話。
生徒会室に行った沙弥香と燈子の2人。コーヒーを出してもらうのですが燈子はミルクと砂糖。沙弥香はこの時既にブラック。
コーヒーは無糖の方が落ち着いて飲める
と書かれてます。
作品全体を通してブラックコーヒーを飲み続ける沙弥香。恐らくコーヒーは大人とか成長のメタファーなのじゃないかなと思う。
最近読んだ記事にコーヒーが飲めるようになるのは体が苦さに慣れる、この苦さは大丈夫なんだと体が理解するから とありました。
高校に入る前にすでにガチで恋愛をして失恋をしてる沙弥香が燈子などに比べて大人な事を表しているのではないかと。
ちょっと無理やりな気もしますが無糖。つまり何も入れないというのは自分を強く持っているという点と甘い記憶、ここでは柚木先輩との過去を思い出すから落ち着かないのかなとも考えた。柚木先輩との恋に落ちた沙弥香はとにかくふわふわした甘い気持ちだったのだろう。
沙弥香は最高
沙弥香は柚木先輩と告白されて恋に落ちるんだけど悲惨な最後を迎えてるけど、柚木先輩も忘れられない人、自分の経験として大切なものとしている。
大人だよねー
柚木先輩に染められた自分も含めた自分だからって言って先輩との思い出の本を未だに本棚に残してるっていう。
水泳の少女から数えると3回も恋愛でうまくいかなかったのに、それでも人を好きになるということをもっと知ってみたい。って言える強さ最高。
上で書いた沙弥香の消化不良感ってのはノベライズを読めば沙弥香がなぜこんなに大人で達観しているのかがわかるよね。
沙弥香は最高だってこと
まあ色々書いたけど沙弥香最高だよね。